史上初!観客なしの相撲【大相撲春場所】をテレビで視聴した

新型コロナウイルスの感染拡大が、いろんなスポーツや催し物にも影響を及ぼしています。

 今日(2020年3月8日)初日を迎えた大相撲春場所は史上初の無観客での開催です。

戦時中の昭和20年夏場所も一般公開せずに開催されているようですが、
このときは傷病軍人が招待されていたので、完全に無観客は史上初。

どんな場所になるか想像がつかない。歓声が聞こえない前代未聞の本場所
という触れ込みでした。

 

史上初!をテレビで観戦して感じたことを挙げてみます。

いつもならNHKの動画でおいしい所だけ端折って見ているのですが、
今回は勝負前後の「雰囲気」も味わってみたいと思い、久々のテレビ観戦です。


まず、力士の仕切りをする時間帯。
盛んに自分のからだをたたいて気持ちを高めている力士がいるのですが、
そのときの音、ピシャッ!ピシャッ!これがすごく響いていました。
こんなに大きな音だったんだ。

いつだったか、自宅風呂場で同じように気持ちを高めて、ピシャッ!ピシャッ!
とやったことがあります。
何のために気持ちを高めようとしたのか忘れていますが。笑
自宅の狭い風呂場だったので、かなり大きな音だった憶えがあります。
そのときと同じ音を拾えました。


次に、制限時間いっぱいが分かりにくいという問題。
通常なら、観客の声援や拍手が大きくなった頃合が制限時間なのですが、
この場所では、アナウンサーの「そろそろ時間です」で初めて気づきます。
そのため、かなりギリギリにならないとわかりません。
テレビなのでまだ見当はつくのですが、これがラジオだったらまず分からない。


あとは、座布団投げがないのが寂しいという不届きな感情。
今日は、関脇以上が安泰という結果だったので、観客がいてもその機会がなかった
のかもしれませんが、波乱があっても当然ながら座布団投げがあり得ない。
そもそも控え力士と審判団しか座布団がないので、絶対に無理。
初っ切り(しょっきり)のパフォーマンスだったら
控え力士が投げるというパターンもありかもしれないですね。笑


最後に、弓取り式の迫力。
空気を切り裂く音を初めて聞いた気がします。
弓をしならせるたびに、ビュッ!ビュッ!
これもピシャッ!ピシャッ!と同様にすごく響いていました。
弓を抱えて四股を踏むときのドスッ!ドスッ!も
普段観客がいるときには全く耳にすることができない新鮮な音でした。


無観客での開催が始まりましたが、力士が新型コロナウイルスに1人でも感染すれば、場所中でもその時点で中止とのこと。
ただ中止となった際の対策方法、たとえば、13日間取り続けて14日目に中止となった場合、それまでの成績はどうなるかといった具体的な対処内容はオープンにはなっていません。
まあそんな事態は何とか避けてほしいものです。